アドラブリックMC7×42mm昔の天文少年にとっては懐かしいカートン光学が発売していたモデルである。P1140494+1アドラブリックMC7×42mm posted by (C)はうぜん 何故か?ヤフオクで4100円?で落札出来た経緯が嬉しい逸品である。 アドラブリックシリーズは発売された時はNikon並に見えるという認識 が通説だったが、手にとってみると工芸品の様な作りこみと仕上げに 驚く次第で、プリズムカバ-と本体の間に段差が感じられないが好いね。 本機は双眼鏡秘密結社とも言える宮内光学製だが、光学エレメントを カートン光学に提供していたのか?製造調整まで宮内光学に寄る物なのか? 御教授頂ければ幸いです。 P1140481+1アドラブリックMC7×42mm posted by (C)はうぜん 深みのある緑のコーティングが印象的であり内面処理も漆黒の闇仕上げに 近い、勿論bak-4プリズム材を使用している。 42mm口径は、今でこそバードウォッチング用としてポピュラーモデルだが 本機は魁とも言えるし天文用としても7×50mmクラスよりも二回りは小振り に仕上がっており有利である。 P1140498+1アドラブリックMC7×42mmリアー posted by (C)はうぜん 瞳径は漆黒の闇にポッカリと....ツァイスみたいな感じだぞ! アイリリーフは18mm程度と推定され、眼鏡使用でも負担なく全視界を 観られるが、光源に向けるとアイピースの内側が明るくなる傾向がある 折角丁寧な内面処理なのに...見えないところでの手抜きなのだ... 本機を覗いてみると恐ろしくコントラストが高く明るい像が印象的で この点はアペックス7×35mmを凌駕するが解像度と像の平坦性で劣るけど 仕方がないだろう。 色乗りのいい暖色系の感じも心地良いが小振りな鏡筒なのも手伝い 逆光には脆弱 何と言っても本機の泣き所は見かけ視界の狭さに尽きるよ 40°~45°程度である。ピント調整範囲は6m~INFまで標準的なスペック でありヘリコイドを繰り出してもガタを感じさせない。 見え味ではNikonCFシリーズ7×35mmには微妙に及ばない感じであるが 作り込みではコレを凌駕する...やはり名機なのだ! 入手時のコンディションは驚愕する位に良好でありコレが4100円とは? ヤフオク記録には違いない? 右側対物レンズに黴があるように見えるが 気のせいに過ぎない。「どうやら白いタオルの写りこみでした」 光学性能 ★★★☆ 知名度 ★★★ マニア度 ★★★★★ はうぜんのお気に入り度 ★★★★★♪ 備考 伝説の貴公子の名に恥じぬ名機である。アドラブリックシリーズは 本機で終焉するべきだった。 ジャンル別一覧
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